どうも、しおたろうです。
昨日の鹿児島知事選では反原発を掲げる三反園氏が現職の伊藤氏を破るという結果になりました。ネット上ではイヤミ課長「木下ほうか」に似ていると盛り上がり、一夜明けた今日は九電株が7%以上下落したようです。
当然ながら県知事に原発を止める権限はないようですが、今年の10月以降に川内原発は定期点検があり、いったん停止する必要があるようです。再稼動の際に避難計画の見直しなどをしないといけなくなると、次の再稼動まで時間がかかるという事態になりそうです。
再稼動まで時間がかかると、九電としては火力発電に頼るしかなく、原発稼動によって減っていた燃料費が再度必要になるなど、今後の経営安定が原発の稼動に左右されるような状態となっています。
原発が停止してしまうと地元、川内の経済は非常に大きなダメージとなるでしょうし、燃料代が増える事によって電気代に跳ね返ってくることでしょうから九州全体の経済にとってコスト増という問題を抱えることになりそうです。
原発が稼動する際のリスクとなると、やはり地震と鹿児島ならではですが火山という問題が出てきます。姶良カルデラに阿蘇のカルデラと噴火した際は南九州は全滅するといわれている巨大な火山を抱えています。そうなった場合は九州以外の地域にも灰と一緒に放射性物質が降り注ぐということが予測されています。(鹿児島は火山によって全滅と予測)
原発が稼動することによるリスクと経済問題どちらのほうに重きを置くかで結論はぜんぜん違うものになると思います。
自分としては原発を稼動させることを手放しで賛成という訳にはいきませんが、今すぐ停めるというのも現実的だとは思いません。経済は今現在の問題。火山となると3万年くらいの周期で噴火をするといわれており、それがいつかという完全な予知はできないのが現状。そのリスクをどう評価するによっても意見は分かれてくると思います。
そういった意味では、今後の鹿児島県は全国的にも注目を集めることとなりそうです。