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身の回りの事、興味を持ったものをのんびり書いていきます。

一度食べるとハマるかも。鹿児島市宇宿に新しくオープンした「元祖 肉肉うどん」に行ってきたよ。

どうも、しおたろうです。

 

鹿児島にはラーメン屋、蕎麦屋はたくさんの店舗があるのですがうどん屋はほとんど見ない気がします。

鹿児島でうどんというと桜島フェリーや垂水フェリー内で時間と戦いながら食べるうどんは有名ですがそれ以外ではあまり聞かないのが実情です。ラーメン食べ行こう、そば食べに行こうとは言いますがうどん食べに行こうというのは言わない気がします。

隣の宮崎県には「きっちょううどん」や「やぶしげ」などのうどんメインのお店があるのですが鹿児島にはそんなお店がないのです。

そんなうどん不毛の地に最近、福岡のうどん屋さんが進出してきました。

 

福岡と聞くとそれこそラーメンというイメージだと思うのですが、実際のところ福岡はうどん好きの県です。博多駅近くにはうどん発祥の地という石碑があり、讃岐うどんのようにコシのあるうどんではなく柔い麺に透き通った出汁というのが特徴のうどんです。

サカキシンイチロウさんの著書で「博多うどんはなぜ関門海峡を超えなかったのか」という本がありますが、この本の中に博多のうどん事情が紹介されていますが、25年ほど前に讃岐うどんブームが来る前に博多に讃岐うどんのお店を出店したのですが全く人気が出ずに撤退したことがあったようです。博多の人はうどんに対して厳しいところがあるようで、現在も讃岐の「丸亀製麺」は福岡市内には鹿児島市内と同じく3店舗しかないようです。人口を比べてみると福岡150万都市、鹿児島60万都市と倍以上の開きがあるのに同じ数しか店舗がないというのはやはりうどんに対して厳しい県民性みたいなのがあるのかもしれません。

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回はそんな福岡から進出してきたうどん屋さんです。

元祖 肉肉うどん

場所は鹿児島市宇宿にあるスクエアモールの1階、ゴーゴーカレーの隣にオープン。

お店の宣伝文句によると

北九州を発祥の地とし、

一部地域でしか

食べられていなかった

「幻のうどん」が、

博多で進化し広まりました。

となっており、発祥は北九州で博多で有名になったようです。

現在は全国で12店舗、マレーシアに1店舗あり13店舗目がこの度、鹿児島にオープンとなったようです。

人気バラエティ番組「アメトーーク」の中で博多華丸さんが「体調が悪ければ悪いほどうまい!」と紹介して一躍有名になったお店です。

ここの特徴は魚介和風醤油出汁と牛出汁で仕上げたスープにたっぷりの生姜が入って今までにないうどんとの事です。

お店の紹介をしていきます。

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お店の前にはメニューが載った看板が設置されています。ここのお店は食券制なのでこの看板でメニューを決めてから入るとスムーズにいくかと思います。

メニューは看板メニューの肉肉うどんのにうどんと唐揚げなどがセットになった定食メニューなどもあります。

トッピングも博多うどんの定番であるごぼう天など豊富な品揃えになっています。

 

お店に入るとほんのりと生姜の匂いが漂っています。

今回は肉肉うどんにごぼう天が入った肉ごぼう天を注文。

席について食券を渡すと

「生姜の量はどうしますか?」

との事。生姜の量はなしからメガ盛りまでの5段階で選べるようになっており、メガ盛りを頼んだとしても料金はかかりません。

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使用している生姜は全て宮崎県産のものだそうで、基本はスプーン1杯分になります。メガ盛りだと3杯分になるようです。

はじめてなので基本を注文。

テーブルの上を見渡すとこんなものを発見。

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その名も「デンジャー唐辛子」

唐辛子の種までたっぷり入った唐辛子。辛さの目安は相撲の番付で表現されています。3杯入れたら白鵬級との事。辛いのが好きな人にはたまらないものかと思います。

肉ごぼう天 800円

待つ事5分、注文した品が到着です。

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大きなごぼう天が3本入っています。博多のうどんのスープというと透明という概念を覆す、真っ黒なスープ。そして、真ん中にはすりおろされた生姜。基本であっても存在感のある量が入っています。

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麺も通常の博多うどんと違ってコシのある平打ち麺なのです。

 

さっそく生姜を混ぜてからスープを飲んでみると、甘辛いスープに生姜が効いてからだに染みるスープです。体調が悪ければ悪いほどうまいという言葉が理解できました。二日酔いの時などはかなり効きそうな味です。

途中でデンジャー唐辛子をスプーン2杯分投入。辛さが加わってさらに元気が出そうな味になってきました。

ごぼう天も一本一本が大きく結構なボリュームがありました。

この一杯で充分満腹になりました。

そして、生姜のおかげか食べている途中から身体が温まり汗が吹き出してきます。

連れは生姜をメガ盛りにしていましたが見た目はこんな感じです。

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どんぶりの半分を占める生姜の山。スープを飲ませてもらいましたが昔、風邪の時に作ってもらっていた生姜湯の味でした。懐かしさを感じる味でメガ盛りも悪くないと思わされました。

 

まとめ

見た目からそうなのですが、博多のスタンダードなうどんとは全然違うものです。出汁のきいた透明スープにやわやわの麺なんてことは一切なく、コシのある麺に生姜ががっつり効いた黒いスープと新しいジャンルのうどんといったところです。

テーブルの上には粋な食べ方の説明があります。

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そして、今回は頼まなかったのですがうどん屋なのに替え玉ができるのです。しかも、うどんからそばまたは、そばからうどんなんてパターンでの替え玉ができるようです。

 食べてみて一番に感じたことですが、たまにではあるかもしれませんが、無性に食べたくなりそうな味です。リピーターが多くなるのも頷けるお店だと思います。

一度、試しで行ってみるとハマるかもしれません。ぜひお試しあれ。

 

ではでは、今日もごちそうさまでした。

 

本文で紹介している本です。興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。福岡のうどんが食べたくなりますよ。

お店情報

元祖 肉肉うどん

  • 住所  鹿児島市宇宿2-2-18 スクエアモール1F
  • TEL 099-297-5029
  • 営業時間  11:00〜22:30 ラストオーダー